簿記3級 ・ 第2問の対策
簿記3級の第 2 問を、出る型ごとに押さえる
第 2 問は、勘定記入・補助簿・伝票・語句と出題の幅が広く、見たことのない形が出ると止まりやすい大問です。満点を狙うより、よく出る型を押さえて点を積み上げる練習が向いています。
第 2 問のおもな型
- 勘定記入(前期繰越・次期繰越・損益への振替、経過勘定の勘定)
- 補助簿の選択(取引ごとに記入する帳簿を選ぶ)
- 商品有高帳(先入先出法・移動平均法)
- 伝票(入金・出金・振替、一部現金取引、仕訳日計表)
- 証ひょうからの記帳(請求書・領収書・振込の明細)
- 語句の穴埋め
- 固定資産台帳
examplat の第 2 問相当の論点と問題数(340 問)
- 勘定記入と締切(経過勘定・固定資産・資本の勘定) 80
- 伝票会計(入金・出金・振替伝票、仕訳日計表) 55
- 商品有高帳(先入先出法・移動平均法) 42
- 主要簿と補助簿・補助簿の選択(全10帳簿) 40
- 証ひょうからの記帳(請求書・領収書・納品書・振込依頼書) 38
- 売掛金元帳・買掛金元帳・受取手形/支払手形記入帳 30
- 勘定記入と次期の開始記入(経過勘定・固定資産) 30
- 簿記の用語・理論(語群選択の穴埋め) 25
無料の見本
解説つきの見本 3 問
見本は 4 つの選択肢から選ぶ形です。アプリでは仕訳を科目の選択と金額の入力で答えられます。
Q1 主要簿と補助簿・補助簿の選択(全10帳簿)
「先日掛けで仕入れた商品のうち、品違いのもの8,000円を仕入先に返品し、代金は買掛金から差し引いた。」この取引を記入する補助簿の組合せとして正しいものはどれか。
- 仕入帳・商品有高帳・買掛金元帳
- 仕入帳・買掛金元帳
- 商品有高帳・買掛金元帳
- 売上帳・商品有高帳・売掛金元帳
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正解は 1 仕入帳・商品有高帳・買掛金元帳です。仕訳は(買掛金/仕入)。
- 正解です。貸方の仕入→仕入帳(返品として赤字で記入)、商品が仕入先に戻るので商品有高帳、借方の買掛金→買掛金元帳。仕入れたときと同じ3冊に、逆向きの記入をします。
- 商品有高帳が抜けています。返品した商品は手許からなくなるので、有高帳の在庫を減らす記入が必要です。
- 仕入帳が抜けています。仕入戻しは仕入帳に記入し、総仕入高から差し引いて純仕入高を出します。
- 仕入先への返品(仕入戻し)なので、売上側の帳簿ではありません。売上帳・売掛金元帳は得意先からの返品(売上戻り)のときに使います。
出典: 日本商工会議所 出題区分表(2027年度版・2022年度版からの変更箇所を記載) · e-Gov 法令検索「法人税法施行規則」54条
Q2 商品有高帳(先入先出法・移動平均法)
商品Pの当月の記録は次のとおりである。先入先出法によると、25日に払い出した商品の原価(売上原価)はいくらか。 ・1日 前月繰越 40個 @500円 ・10日 仕入 60個 @530円 ・25日 売上 70個(売価 @800円)
- 37,100円
- 56,000円
- 36,260円
- 35,900円
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正解は 4 正解は35,900円です。前月繰越40個(20,000円)を先に払い出し、残り30個を10日仕入分(15,900円)から払い出したとみなします。
- 70個すべてを新しい単価530円で計算しています。先入先出法では、古い前月繰越分から先に払い出したとみなします。
- 売価800円×70個で計算しています。商品有高帳の払出欄と売上原価は、売価ではなく原価で計算します。
- 平均単価518円(51,800円÷100個)×70個で計算しています。これは移動平均法の考え方で、先入先出法ではありません。
- 正しい金額です。先に受け入れた前月繰越40個(@500円=20,000円)から払い出し、残り30個を10日仕入分(@530円=15,900円)から払い出したとみなすので、合計35,900円です。
出典: e-Gov 法令検索「法人税法施行令」(昭和40年政令第97号)28条1項1号ロ・ニ · e-Gov 法令検索「法人税法施行令」(昭和40年政令第97号)32条1項1号
Q3 売掛金元帳・買掛金元帳・受取手形/支払手形記入帳
11月末の総勘定元帳の売掛金勘定の残高は380,000円である。得意先はA商店・B商店・C商店の3店で、A商店の残高は150,000円、B商店の残高は120,000円であった。C商店の11月の前月繰越は50,000円、11月の回収は70,000円(返品はなし)である。C商店に対する11月の掛売上高はいくらか。
- 110,000円
- 130,000円
- 60,000円
- 180,000円
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正解は 2 130,000円です。C商店の月末残高110,000円+回収70,000円−前月繰越50,000円。
- 110,000円はC商店の月末残高(380,000円−150,000円−120,000円)です。
- 正解です。C商店の月末残高は110,000円。人名勘定では「前月繰越+売上−回収=月末残高」なので、50,000円+売上−70,000円=110,000円より、売上=130,000円です。
- 60,000円は月末残高と前月繰越の差(110,000円−50,000円)で、回収を考慮していません。
- 180,000円は月末残高と回収を足しただけで、前月繰越を差し引いていません。
出典: 日本商工会議所 出題区分表(2027年度版・2022年度版からの変更箇所を記載) · e-Gov 法令検索「法人税法施行規則」54条
よくあるご質問
第 2 問は捨ててもよいですか。
examplat の模試では 20 点で採点しています(2027 年 4 月以降の試験は、日本商工会議所の公表で 25 点)。よく出る型(勘定の締切・補助簿の選択など)を押さえておくと、部分点を積み上げやすくなります。
表を埋める形の問題はありますか。
勘定記入・商品有高帳・仕訳日計表・固定資産台帳の表を埋める問題、補助簿を選ぶ問題、語句の穴埋めがあります。どれも 1 つの資料に 1〜2 問の組で、本番形式の模試の第 2 問にも使います。
日本商工会議所の問題ですか。
いいえ。examplat は非公式の問題集で、問題はすべて株式会社榊花園が独自に作成したものです。
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examplat は非公式の問題集です。収録内容は株式会社榊花園が独自に作成したもので、日商簿記検定試験 3級の実施団体とは関係がなく、その承認も受けていません。合格を保証するものではありません。